外務大臣就任記者会見冒頭発言 平成20年9月24日

麻生総理は以前外務大臣もお務めになり、各国との幅広い人脈や、首脳とのお付き合いもあり、総理大臣として外交にも先頭に立って活躍して頂けると確信しております。私は外務大臣という立場であらゆる機会を通じ、私のカウンターパートである各国の外相等との信頼関係を築き、総理の外交の手助けをし、一体となってやっていきたいと思っています。
私自身ももちろん外務大臣として努力していきたいと思います。日本の安全と繁栄を確保することは我が国にとって大変重要な国益でございますが、そのために私は日米同盟の強化に努力し、そして韓国や中国等の近隣諸国との協力関係の推進に真剣に取り組んでいきたいと思っています。同時に北朝鮮の問題に関しましては、拉致や核の問題、ミサイルの問題など、それを包括的に解決に向けて全力を尽くして参ります。
さらに世界の平和と安定を必要とする我が国と致しましては、国際社会に於いて日本の地位にふさわしい役割を果たすということが大変重要であると思います。特に国際的なテロ対策への参画というものが必要であり、補給支援活動の継続のために全力で努力を続けていく次第です。
私は明日から総理に同行しまして国連総会に出張致します。気候変動、アフリカ開発など、国際社会の諸問題に我が国が積極的に取り組んでいくということを総理と共に世界に向けて明確に発信していきたいと思っています。また米国を始め、中国やその他の国々の外相などと精力的な会談を行うということで今調整中でございます。以上です。よろしくお願い致します。